りんりんです。今回は『本気で学ぶ中国語』の次に私が取り組んだこと、中国語検定とHSK受験に向けての勉強法をお話しします😊
目次
検定試験でモチベーションと実力アップ
2015年8月に中国語独学を開始した私は、その年11月の中国語検定試験の準4級と4級、12月のHSK2級と3級を受験することに決めました。
独学する場合一番重要なポイントは、モチベーションをどう保つかだと思います。その点、検定試験はモチベーションアップに最適なツールです。期限があり、結果が出るので自分の目標設定にとても役立ちます。
また検定試験は実力を測るものなので、試験自体がとても良く出来ています。試験に合格するということは、中国語のリスニング力、文法力、語彙力、読解力、作文力がトータルで、あるレベルまでは身に付くということになります。
中国語検定4級、HSK3級までは中国語学習の基礎部分の構築、『本気で学ぶ中国語』の著者、趙玲華先生のお言葉を借りるならば、建物を建てる際の基礎工事、土台づくりだと思います。
但し、中国語検定とHSKでは、少しテイストが違います。
中国語検定は、語彙力のなかでも更に細かく、単語の意味や漢字を覚えるだけでなく、正しいピンインや声調も覚えなくてはなりません。
私の印象としては、日本人が作った日本人のための試験という感じです。細かいなぁって思います。(でも後々絶対に役にたちます!)
反対にHSKは中国人が作った世界中の国の人のための試験です。細かいことよりも実際の日常的な会話やコミュニケーションのためのリスニング力、そして総合的な読解力、表現力が問われます。
また漢字を全く知らない国の人も受験するので、HSK2級や3級までは日本人にとっては簡単過ぎる問題も出ます。私は早くに申し込んでしまったので、一応2級も3級と一緒に受けましたが、HSKは3級からでいいと思います。(日本人は他の国の人より一歩リードしてのスタートです😉)
中国語検定準4級、中国語検定4級、HSK3級受験のために購入した本とその活用法
では実際に私が受験を決めた後、何から始めたのかというと…
中国語検定とHSKの過去問題集とテキスト、そして単語の本を買いました。
具体的に言うと
アスク出版の
『合格奪取!中国語検定準4級トレーニングブック』
『合格奪取!中国語検定4級トレーニングブック』
アルクの
『キクタン中国語【初級編】』
学研の
『耳タン中国語[単語]初級/中検4級レベル』
白帝社の
『中検準4級試験問題〔第80・81・82回 〕回答と解説』
『中検準4級試験問題〔第83・84・85回 〕回答と解説』
『中検4級試験問題〔第80・81・82回 〕回答と解説』
『中検4級試験問題〔第83・84・85回 〕回答と解説』
SPRIXの
『HSK公認テキスト3級』
『HSK公式過去問題集3級』
まずはアスク出版の『合格奪取!中国語検定4級トレーニングブック』から始めました。
この本はもうすでに売ってしまって手元にないのですが、正しいピンインや声調の組み合わせを覚えるトレーニングになったと思います。
『合格奪取!中国語検定準4級トレーニングブック』は購入はしたものの、声調組み合わせトレーニング以外はやりませんでした。( 時間がなかったし、4級をやれば準4級は受かると思ったので …)
そして『耳タン』!
この本の良いところは例文もMP3CD-ROMに入っているところです。リスニングのトレーニングにもなるし、単語の意味も頭に残りやすいと思います。
そしてこの本で漢字の書き取り練習もしました。と言っても日本語と同じ漢字は飛ばして、見て読んで意味を頭に刻み込みます。間違ってもきれいな字で一字一字書こうとなどしないでください。時間の無駄なので、覚えることを確認するために手を動かす程度でいいと思います。シャーペンなどで実際に書くのは一回ぐらい、難しい覚えにくい単語は何回か繰り返して書く、そのほかは宙に書くエア書きのほうが早くたくさん繰り返せるのでおすすめです。但し、絶対覚えるぞ!という気合いを入れてやってください💪
次に『キクタン』!
この本の良いところはパターン表現や補語などが後ろのほうにまとめて載っているところです!リズムにのせて覚えられます。(ちょっと面白過ぎるリズムですが😅)
『耳タン』と『キクタン』、これで単語は完璧です!
次に私が取り組んだのは『HSK公式テキスト3級』です。この本では文法を中心に理解を深めました。こちらもすでに売ってしまったので詳しくは忘れてしまいましたが、読んで文法を理解した感じだったと思います。
そして、その後はひたすら過去問です!
私はマークシート用紙も過去問題集に載っているものをコピーして、更に本物に近くなるよう拡大コピーしたものを使っていました。
過去問をやるときは必ず、実際の試験と同じように時間を測ってやりましょう!そして、過去問は手に入るものはいくつでも手に入れて、数をこなしましょう!
中国語検定4級やHSK3級まではそこまでしなくても大丈夫だとは思いますが、やればやるほど満点に近づくことができます✨
HSKはTOEICのようにスコア制なので、1点でも多く取れるよう頑張りましょう😊
私は2級では听力、阅读ともに満点の200点(2級までは书写はありません)を取れましたが、3級では阅读、书写は満点を取れたものの、听力は93点でトータルスコアは293点でした。
でも実は、その前に受けた中国語検定4級のリスニングは、もっとずっと悪かったんです。…ギリ合格の65点でした😢(学習開始から3ヶ月だったので聴く絶対量が足りなかったと言い訳させてください😅)あれだけ発音が重要だと力説しておきながら自分はこんなですみません!でも、だからこそ最初に発音を徹底したほうが後々もっと良かった、と反省とともに言えます。
皆さんはもう覚えましたね!文法や単語より、まずは発音練習です🎵
あと単語を覚えるときは声に出して読んで覚えましょう!読む時は、正しい発音で読めるよう頑張りましょう!
そう考えると、より最初の発音基本練習が重要だとわかりますね。
当時の私はやってなかったけど、やっておけば良かったと思うこと
次にあとからやり始めたことで、早くからやっておけば良かったと思うことを紹介します。
まずは、
Kindle電子書籍『認知科学で忘れない!HSK…級突破の中国語単語』
これは10日で100個の単語を覚えるという単純なものです。今私はHSK6級受験のために使っています。(テストは来年受験します。高得点狙います!)
この電子書籍は単純だけど優れものです!上の写真のように1ページに1単語ずつ載っていて、ページをめくりながら声に出して読んでいきます。
1日目と2日目はピンインと漢字を見ながら中国語のみ声に出して4回ずつ読みます。日本語訳も載っていますが見るだけです。
3日目から5日目は中国語と日本語訳をそれぞれ2回ずつ読みます。
そして5日目からはテストです。中国語(ピンイン無し日本語訳無し)を見て中国語と日本語訳を声に出して言います。思い出せなければ、すぐにページをめくって答えを見ながら読みます。ストレスに感じないようにすぐに答えを見ましょう!答えを見なくて言えたら2回、忘れてたら4回読みます。
それを朝、昼、夜と1日に3回やります。1回の所要時間は10分かからないくらいです。外でやるときは声を出さなくても口だけ動かせばいいそうです。とはいえ、昼外ではやりにくいですよね。
私は朝自宅で出勤前に、昼の分は通勤電車の中で(行きか帰り)、夜は寝る前に自宅でやっています。これをやれば確実に覚えられます。是非ともおすすめです✨
それから次に、
スマホの有料辞書アプリ
スマホの辞書アプリは有料の物を買いましょう!結構な価格ですが、ずっと使うことを考えるとそれ以上の価値があると思います。私は最初無料のアプリを使っていましたが、思いきって有料アプリを買ってみると、なんで最初から買わなかったのかと後悔しました!私が使っているのは小学館の『中日日中辞典』ですがオフラインでも使えるし、ブックマークが出来てすごく便利です!フォルダも分けることができます。知らない単語に出会ったら、片っ端からブックマークして、時々ブックマークを読み返します。読み返すとブックマークした時のこともまた思い出し、記憶に刻まれやすくなると思います。(忘却曲線に抗いましょう!)
そしてまたまたアプリですが、絶対おすすめなのが
『中検4級過去問題集』アプリ
これはマジですごいです✨神アプリです!模擬試験と実際の過去問題ができます。試験問題がちょっと古いのも最高です!なぜかというと新しい回の問題は本を買っていて、実際にマークシートでやるのでいらないんです。先にアプリでやって、それから違う問題でマークシートで時間を測ってやる。これで筆記は完璧です!
特に作文はアプリに入っているものは全て暗記するまでやりましょう!全部覚えてしまえば、本番でもほぼ確実に似たような問題が出るので安心です。
ただ作文をノートに書くのは疲れるし、時間かかるし、机がないとできないから嫌だな~って思ってたら、3級の勉強してるときにひらめきました✨
そうだノートもアプリでやればいいんだ!と…
では実際に『中検4級過去問題集』アプリでやってみます。
まずスマホに中国語手書きキーボードをインストールします。
私はこんなのを使っています😊
次に『中検4級過去問題集』アプリと『ノート』アプリをホーム画面に置きます。
そして、
中検アプリの問題を見る→一旦閉じてノートアプリを開く→ノートに書く→一旦閉じてまた中検アプリを開いて解答を確認😊
どうですか?一見めんどくさそうですが、アプリの切り替えは同じ画面に置いておけばホームボタンとアプリのアイコンの2クリックで出来ます。そしたらベッドに寝転びながらでも作文問題ができるんです!こっちのほうが楽だしペンだこもできません。
そうすることでまるでゲームのように、いつでもどこでも過去問が出来るのです!
早く気付いていればなぁって思います。皆さん是非試してみてください😊
そしてもうひとつの必殺アプリが、
『HSK Online』アプリ
こちらは神中の神アプリです✨✨ 豊富な過去問題、模擬試験問題、そして本当にたくさんのトレーニング問題が入っています。中検ドリルにはリスニングがありませんでしたが、こちらにはリスニング問題も入っています。最高です!…と言っても私がこのアプリに出会ったのはHSK5級受験の時なので、3級4級についてはよく知りません。5級はパーフェクトに近かったです。ただ正解が間違っていると思われるものもあったのと、アプリのページから一旦離れると、もう一度アプリに戻っても、もう元の問題には戻れない(違う練習問題が表示さる)という欠点もありました。中検ドリルはその点行ったり来たり、途中で辞書を引いたりも出来て便利です。
さてこのように、上記のことを全てこなせば、筆記は必ず満点が取れると思います。
但し、やはり私と同じように、初級試験では学習時間が短いかたが多いと思うので、鬼門はリスニングになると思います。
振り返ってみると中国語検定4級のリスニングが上手くいかなかったのは、緊張もあったとは思いますが、やはり長文でわからない単語に引っかかってしまったことに原因があると思います。わからない単語に引っかかり、そこからダダダダーっと音が脳の外側を通り過ぎて行ったような感じがしました。
なので単語はしっかり音で覚えましょう!それにはくどいようですが、聴く、そして発音練習、それしかありません。
頑張ってください💪
あと試験の時、長文でメモを取るのはやめたほうがいいと思います。
書くことに気を取られるより、集中してしっかり聞きましょう。覚えられないほどの情報量ではありません。
普通に日本語でも、メモを取りながら聞くより、ただ集中して人の話を聞いたほうが頭に残ると思いませんか?聞いていれば頭に残りますが、書き漏れは取り返せません。
それからやり終えた過去問のリスニング問題は、何度も聞きましょう。会話文は似たようなパターンの問題が出ることが多いです。
そして長文対策はやはり長文のシャドーイングと『耳タン』『キクタン』だと思います。何度も繰り返しましょう!
今回たくさんの試験対策を紹介しましたが、実は中国語検定4級、HSK3級までは、そんなに難しくありません。
過去問をたくさんやれば、それだけでも合格は狙えるとは思います。でも確実に合格、高得点を、もしくは満点を狙うのであれば、ぜひ今日紹介した方法をやってみてください。
✨皆さんの健闘を祈ります✨
坚持努力!加油~💪
谢谢大家💓
次の投稿はこちら😊↓
今回ご紹介した中国語学習ツール✨
✨✨✨加油~✨✨✨
2015年8月に中国語独学を始めました。2017年6月中国語検定2級取得。2020年12月HSK6級240点取得。猫が大好き。趣味は吸猫(猫とじゃれあったり遊んだりすること*中国語新語)です。