中国語学習~独学でも確実に身に付く勉強法😊~6 文法学習編

りんりんです。今回は中国語の文法学習についてお話させていただきます。

中国語検定4級とHSK3級に合格したあと、私の次の目標は中国語検定3級でした。そのための学習のメインな参考書は『本気で学ぶ中級中国語』だったのですが、文法をしっかり身に付けたいと思い、中国語文法専門の参考書を探しました。

そして見つけたのが同学社の『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』白水社の『中級中国語 読みとく文法』の2冊でした。

『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』

同学社
『Why?にこたえる はじめての中国語の文法書 改訂版』

この本はクチコミが良かったので買ってみようと思い、書店に行き実際に見て見ました。

そしたら…大きい!

A4で厚さもけっこうあります。持ち歩くのに不便だなぁと感じましたが、中を見てみて購入する価値が十分にあると思いました。

まずは「まえがき」をご覧ください。

『Whyにこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』同学社

ここに書かれているように「この本の最大の特徴は何故そうなのかというWhy?にこたえるという姿勢」です。「中国語の文法、語順ルールを何故そうなのかという点をおさえながら学んでゆく」という本になっています。

このブログの最初の投稿『中国語学習~中国語が独学に向いている理由~私はこうして中国語独学を始めました😊』で私は「中国語は文法が簡単」と書いています。

確かに、中国語は英語に比べて文法が簡単だと思います。

それでもやはり中国語特有の文法ルールがいろいろあるので、中国語学習の早い段階でしっかりと文法学習をしておく必要があります

それにはこの本、『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』が最適な一冊だと思います。

『本気で学ぶ中国語』のようなトータルな参考書はリーディング、リスニング、単語、慣用句、文法、会話、というように全てを一課ごとに学んでいきます。言わば教科書のようなものです。

しかしやはり別にグラマー(文法)の教科書も必要なのだと思いました。

この『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』こそが、私にとっての中国語のグラマー(文法)の教科書だったのです。

と言ってもこの本、最初は発音から解説してあります。

ここも飛ばさず、復習のつもりで全部読んでください。そうすれば理解がより深まると思います。

そしてこの本には一課ごとにドリルもついています。丁寧な文法解説をしっかり読んで理解した後に実際にドリルをやることで、理解したことを記憶に定着させることができます。

この本は大きくて重いので、ものぐさな私ですが仕方なく机に向かって、ちゃんとノートも使って勉強しました。後から振り返ってみると、それが良かったんだと思いました。

もし軽かったら、ただ普通に本を読むように寝ころんだりしながら読んで、ドリルもノートを使わずに頭の中でちょっと考えてみる程度になっていたかもしれません。(本気で学ぶ中国語がそうでした😅)

あとこの本の素晴らしいところは単語や文の意味がすべて書いてあり、辞書なしで勉強ができるところです。

いちいち辞書をひかなくて済むので、文法学習に集中できます。

日文中訳の問題も次のように使う語が書いてあります。

『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』同学社

この本は全部で34課あります。本自体のボリュームは多いのですが、1課あたりのボリュームはそう多くありません。1日に1課ずつ毎日学習することをおすすめします。そうすれば1ヶ月ちょっとでやり終えることができますもし毎日が無理なら最低でも週に2日、1日に2課ずつやって2ヶ月ちょっとで終わらせるようにしてください。辞書をひく必要がないので1課やるのにそんなに時間はかかりません。短期集中で飽きる前に終わらせましょう!

この本を一冊やり終えたときには、必ず中国語の文法がしっかり身に付いています。また大きくて厚い本なので、やり終えた達成感も大きいです!

中国語検定3級までの基本的な文法は、この本一冊でも十分だと思います。なのでこの本だけは絶対に早い段階で最後までやり終えてください。

やり終えた達成感を想像しながら頑張りましょう!

『中級中国語 読みとく文法』

白水社『中級中国語 読みとく文法』

この本は文法学習をすると言うより読むための本です。

表紙にはこう書いてあります。

中国語の考え方がわかる!

・一通り学んだのに中国語の全体像がつかめない

・テキストによって説明が違うので困っている

・辞書を引いても自分で正しい文が作れない

そんなもやもやを解消する「読む文法書」です

『中級中国語 読みとく文法』三宅登之著

この本のタイトルに「中級」と入っていますが、そんなに難しい本ではありません。

『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』での学習を終えたあとに、読み物として軽い気持ちで読むだけでいいと思います。

ふんふんなるほど~と気楽に読みすすめましょう。

文法学習を一通り終えたあとなので、内容がスムーズに頭に入ってくるはずです。

文章も読みやすく内容も興味深いので、楽しんで読めるのではないかと思います。

この本の中にあるコラムも面白いです!

その中でも特に面白かったのが

コラム「殺したが死ななかった」?

です。

私はこの本で初めて中国語の殺す「杀」が日本語の「殺す」や英語の「kill」と少し意味が違うことを知りました。

日本語の「殺す」や英語の「kill」は結果段階を含みます。つまり相手が死ななかったら殺したとは言えません。

それに対して中国語の「杀」は相手が死ななくても「杀」したことになるのです。

なので相手が死ぬまで殺すことを結果補語を使って「杀死」と言います。

なのでこんな文が成り立つのです。

wǒ shā le tā , dàn shì tā méi sǐ 。
我杀了他,但是他没死。

直訳すると「私は彼を殺したが、彼は死ななかった。」になりそうですが、これは「私は彼を殺そうとしたが、彼は死ななかった。」と訳すのが正しいそうです。

中国語ってやっぱり面白い!

このようにこの本は内容が面白いので、とても楽しく読めました。

この本は勉強とは思わず、夜寝る前とかに普通の読書感覚で少しずつでも読めばとてもためになると思います。

ぜひ皆さんも試してみてください🎵

 

当時は読んでいなかったけど、その後に読んだ文法書

次に当時(中国語検定3級受験前)には読んでいなかったのですが、最近読んだ(読んでいる)文法の本を紹介します。

『つながる中国語文法』

ディスカヴァー・トゥエンティワン
『つながる中国語文法』

この本はKindle版で読みました。

この本のサブタイトルは「1週間で基本をざっくりマスター」です。

まずは下の写真の図をご覧ください。

『つながる中国語文法』Kindle版

この本は中国語文法をマップにして、まずは全体像から理解していこうという本です。

これもやはり『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』の後に、読み物として読むことをおすすめします。

私はKindle版だったので、夜寝る前に電気を消した後にベッドの中でKindleの明かりだけで眠くなるまで読んでいました。(これができるのがKindle最高!なところです✨ちなみにもしこれからKindleを購入されるなら絶対にWi-Fi+無料4Gのものがおすすめです。電車の中でもどこでも辞書機能を使えるのですごく便利です。私はKindle3台目にしてやっと気付きました😢)

この本も軽く読めばそれだけで大丈夫です。この本を読んで頭の中に中国語文法マップを作りましょう🎵

 

『つたわる中国語文法』

東方書店『つたわる中国語文法』

この本も『つながる中国語文法』と同じ著者 林松濤先生の本です。

この本のサブタイトルは「前置詞・副詞・接続詞を総復習」です。

この本、実は今読んでいる途中です。(94%読んでいるので、本当にあと少しですが…)

この本もやはりKindle版で夜寝る前にベッドの中で読んでいます。最近すぐ眠くなるので、あと少しというところでなかなか進んでいません😅

この本は虚詞(前置詞・副詞・接続詞)を使いこなせるようになるための本です。

とても解説が丁寧でわかりやすいです。内容については、また後日全部読み終わってからお話します。

現在中国語検定3級を目標にされている方は、この本は3級合格後でもいいかもしれません。

内容が難しいわけではないですが、時間には限りがあるので、

まずは『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版』でしっかり学習

そして私の場合は後になりましたが先に『つながる中国語文法』を読んで頭に中国語文法マップを作る

それから『中級中国語 読みとく文法』で理解を深める

更に余裕があれば『つたわる中国語文法』で前置詞・副詞・接続詞の総復習

この順番がいいと思います。

これだけ全部やれば中国語文法はほぼ完璧になると言えるでしょう!

文法が完璧になった自分を想像して頑張りましょう🎵

zhǐ yào jiān chí nǔ lì , jiù huì jìn bù !
只要坚持努力,就会进步!

✨✨加油~✨✨

では今回はこのへんで…

谢谢大家💓

下次见!

次の投稿はこちら😊↓

今回ご紹介した中国語学習ツール

✨✨✨加油~✨✨✨

投稿者: りんりん

2015年8月に中国語独学を始めました。2017年6月中国語検定2級取得。2020年12月HSK6級240点取得。猫が大好き。趣味は吸猫(猫とじゃれあったり遊んだりすること*中国語新語)です。

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