りんりんです。今回は声調の練習についてお話しします。
中国語検定4級とHSK3級に合格したのち、私はまた発音の壁にぶつかりました。
今回の壁は声調です。
この壁は遠くから見るとそんなに高く見えないのですが、近づいて見ると実はすごく高いのです。
たった4つの声調ですが、2音節の言葉だと高低の組み合わせが15通りにもなります。しかも日本語にはない組み合わせもあるので、慣れるにはやはり、ひたすら練習しかありません。
一声×一声の
chūn tiān
春天
この後ろの一声tiānは 最初の一声chūnより高くなります。
また四声×一声の
dà jiā
大家
この後ろの一声jiā は前の四声dàの下がる前の高さよりも更に高く発声します。
こんなの日本語にはないですよね~😅
なので独学ではなかなか難しい…
…と思っていたら、あったのです!
最高に良い本が!!!
その名も『中国語発音最大の壁 声調完全マスター』👏👏👏
(追記…その後この本は『四声完全マスター』という増補改定版が出たようです。
ただし以下の文はすべて『中国語声調完全マスター』の内容について書いています。)
この本は本当にすごいです!中国語独学者にとってはなくてはならない本のひとつだと思います。もちろん、独学者以外の方にもおすすめです!本当にありがたい本を作ってくれたと感動しました。
この本の帯の裏面にこう書いてありました。
より高く、より正しく、より美しく
この本で練習していたときには、この言葉を意識していませんでしたが、今になってとてもよくわかります。
本当に「より高く」が大切なのです。
1+1 1+4 4+1 4+4
このパターンの後ろの一声と四声は意識的に「より高く」発声します。
2+2 2+3 3+3 3+2
このパターンの後ろの二声と三声は「より低く」発声します。
とはいえ、やはり練習しないと出来るようにはなりません。
そして、この本の素晴らしいところは、声調記号だけではなく実際の高さを表す図(?)で表記してあるのです!
練習方法も詳しく載っています。
最初は2音節😊
まずは2音節だけをお風呂でも聴き続けて、練習を繰り返しました。2音節を完全にマスターしたら、次は3音節です。
4音節 ✨
このあたりになると中国語らしい発音にだいぶ慣れてくると思います😊
そして5音節✨
と、このように練習を重ねていきます。
上の写真の「请他喝咖啡」のところを見てください。
tā hē kā fēi
他喝咖啡
ずっと上がり続けています!🌠
私の場合は、練習を重ねるうちに発声が気持ち良く感じるようになってきました。
発声すること自体が気持ちいいのです。
脳内にセロトニンが出ている感じ(?)です❇️
この本の後ろの方にある漢詩のあたりになると、ほぼ音楽を聴いて歌っているような感覚です。
そしてこの作者不詳の『秋天』
この最後の部分
“diàn bào lái le , cuī wǒ mén gǎn kuài dào nán fāng qù ne ! ”
“电报来了,催我们赶快到南方去呢!”
ここの部分を何度も繰り返し発声しているとついに何かが開けた感覚を得ました。
✨✨✨电报来了!✨✨✨
多分そのときが、中国語発音の最大の壁に穴を開け、壁の向こう側を見ることが出来た瞬間だったのだと思います。
この本の著者である胡興智先生はこうおっしゃっています。
「語学はスポーツのようなもの。試合に出るためには普段の練習が不可欠です。野球で言えば、素振りをまったくせずにホームランは打てませんね。練習すればするほど強くなり、面白くなり、楽しくなります…(中略)…言葉は一生遊べるおもちゃのようなものでもあります。一緒に焦らず学ぶプロセスを楽しみながら、学んでいきましょう。」
本当にそのとおりだと思います。
努力すればするほど、楽しくなります😊
yuè nǔ lì yuè yú kuài !
越努力越愉快!
努力してこその進歩です。
zhǐ yǒu nǔ lì cái néng jìn bù !
只有努力才能进步!
努力しさえすれば楽しくなれるのです。
zhǐ yào nǔ lì jiù néng kāi xīn !
只要努力就能开心!
皆さん一緒に頑張りましょう!
加油~💪
谢谢大家💓
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今回ご紹介した中国語学習ツール✨
✨✨✨加油~✨✨✨
2015年8月に中国語独学を始めました。2017年6月中国語検定2級取得。2020年12月HSK6級240点取得。猫が大好き。趣味は吸猫(猫とじゃれあったり遊んだりすること*中国語新語)です。